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最終更新日: 2014/07/04

協同組合 オリセン

伝統的な技術を若い世代に伝えるために
大阪府織物染色協同組合(以下「オリセン」と呼ぶ)は、織物・染色に関わる職人たちの組合であり、「和晒部」「注染部」「捺染部」「整理部」の部門に分かれています。
糊や油などの不純物を取り除き木綿を濁りのないきれいな白に仕上げる「和晒(わざらし)」。本染めともいい、染めない部分に糊を置く染色法である「注染」。染料にのりを混ぜて染め、細かい柄や色彩を鮮明に表現できる「捺染」。注染や捺染で染め上げられた生地をつなぎ合わせ、柄に合わせて裁断し、商品とする工程である「整理」。すべて高い技術が要求される熟練の技法であり、オリセンは、これらの伝統の技法を伝えるために、大きな役割を果たしています。

【主要取扱品目】繊維加工
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オリセンでは注染、捺染の技法を使い、手拭、ゆかた、ハッピ等の製品を取り扱っています。
真っ白に漂白された晒は、祭りの時に半纏の下や締め込みとして巻く、好きな大きさに切り分けふきんとして使う、縫い合わせて肌襦袢とするなど、使用方法は多岐にわたります。
注染、捺染の技法で色鮮やかに染色された生地は、手拭や着物に使われます。注染で染められた生地は裏表同じように柄が出ているのが特長で、捺染で染められた生地は細かな柄を得意としています。
オリセンの組合員には、個別にご注文をお受けする工場が多くあります。。
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伝統の技法を伝えるための活動

伝統の技法を伝えるための活動

若い世代に注染の良さを知ってもらおうと、平成21年、手ぬぐいをメインに伝統技法を伝える活動を始めました。古典柄を「オリセン」ブランドで発売。また、京都工繊大学デザイン学科の学生や若手デザイナーとコラボして、オリジナルデザインとなる「堺一心染め」と名付けて発表。若い世代が「使ってみたい」と思うようなファッション性を伝統技法の中に取り入れています。
市民祭りのイベント、百貨店でも催しなどに参加することで、多くの人に組合の活動を知らせるよう、努めています。

新たな商品の企画開発

新たな商品の企画開発

伝統的に作られている手ぬぐいや浴衣以外の新しいジャンルの製品づくりにも、組合として積極的に取り組んでいます。組合に加入している企業の代表が集まり、アイデアを出して企画したのが「手染め注染日傘(スレン仕様)」です。注染で美しく染めた日傘は夏の日差しにとても映え、年齢に関係なくファッション性が高いのが特長。
生地は「泉州の和晒」。日光堅牢度に優れた「スレン」という染料を使った特殊な技法の使用。難しい柄合わせなど、まさしく大阪のもつ伝統の技が一つになった作品です。
この「手染め注染日傘(スレン仕様)」は、大阪製ブランド認証制度のロールモデルに選ばれました。

伝統の技をブランド力に

伝統の技をブランド力に

ゆかたの染め技法である「注染」で作られは製品に付けられる「そそぎ染め」ラベル。また、組合のオリジナルデザインに付けられる「堺一心染」も商標登録など、伝統の技で作られた製品のブランド化を高めるために、さまざまな取り組みも行っています。

組合名 協同組合 オリセン
所在地 大阪市中央区久太郎町1-8-15
TEL 06-6261-0468
FAX 06-6261-2685
URL http://www.osaka-orisen.com/
E-mail info@osaka-orisen.com

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