コロナ禍の今こそ BCP(事業継続計画) 大阪府 超簡易版BCP「これだけは!」シートのご案内
近年、大規模な自然災害が続く中で、BCP(事業継続計画)への注目が集まってきています。
しかし、「策定するための人手不足」「複雑で、取り組むハードルが高い」「策定の重要性や効果が不明」といった理由でなかなか策定が進まないのが現状です。
そこで作成されたのが大阪府による「超簡易版BCP 『これだけは!』シート」です。
この「超簡易版BCP 『これだけは!』シート」は、事業継続に際し、最低限これだけは決めておくべき項目に絞り込み、取り組み易い様式として作成されています。
「超簡易版BCP 『これだけは!』シート」は、自然災害対応型でありますが、感染症対策として、BCPを検討するときに共通する項目がほとんどです。
同シートを活用して、次の事柄を検討いただくことも可能です。
① 最重要業務は何かを決定(縮小・停止可能な業務の選択)
② 重要判断を下す組織体制の確立(ヒト・モノ・カネ・情報・社屋)
③ 従業員への連絡体制の確認、手洗い、うがい、マスク着用の徹底、
感染症蔓延時に備えた従業員の出勤体制の確認(テレワークの活用等)
④ 最重要業務を継続するために必要な項目の洗い出し、国内発生状況に則した対応策=BCP発動時期の決定
【事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)とは】
企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
また、大阪府では、中小企業における新型コロナウイルス感染症対策について、中小企業の皆さまにわかりやすくお伝えするために動画を制作し、YouTubeで配信しています。
事業活動を継続するためにも、新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識を持ち、適切に対応いただくことが重要です。
これまで長年感染症対策に取り組んでこられ、日頃、現場で対応されている大阪府富田林保健所長から、新型コロナウイルスの感染のメカニズムや感染予防策、企業からよくある問い合わせの実例などについて、紹介する内容となっております。
動画は内容ごとに6本に分けて配信しておりますので、ぜひ視聴いただき、感染症対策にお役立てください。
大阪府ホームページ:中小企業における新型コロナウイルス感染症対策
(本文章は、大阪府ホームページ「中小企業の事業継続計画」を基に作成しています。)